実際に販売されている商品を例に挙げて、その中身を検証してみます。特に気をつけたい添加物を下記のように色分けしてみました。 合成界面活性剤 旧指定成分 防腐剤 合成ポリマー ■シャンプー コンディショニング成分が髪1本1本をなめらかにし、根元から毛先まで髪表面を整えるので、どんなに動いても、髪が光を反射し、きらきらと輝く髪に。贅沢に咲き匂うシャンパンブーケの香り。 ▼全成分 水、ラウレス-2硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ジメチコン、ジステアリン酸グリコール、セタノール、コカミドMEA、ポリクオタニウム-10、クエン酸ナトリウム、水添ポリデセン、安息香酸ナトリウム、EDTA-2ナトリウム、PEG-7M、トリ(カプリル/カプリン酸)トリメチロールプロバン、クエン酸、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料、キシレンスルホン酸アンモニウム、塩化ナトリウム 評価× 全成分は配合順に記載する事が義務付けられています。成分を見てみると水の次に、石油系の合成界面活性剤が多量に使用されています。ラウレス硫酸〜という成分は合成シャンプーの代表的成分ですが、洗浄力が強く、蛋白質変性作用があり要注意の成分です。次に配合されている「ジメチコン」は合成ポリマー(シリコン油)で髪を人工的にコーティングし、これが宣伝文句のサラツヤ髪を作り出している様です。シリコンは吸着力が強く、髪から剥がれる際(髪を梳かしたり、シャンプー時)にキューティクルを一緒にはがしてしまう事があり、髪を傷める原因にもなります。頭皮・髪の健康を真に考える方にはお勧めできません。。この製品に限らずCMでよく宣伝されるシャンプーの中身は似たり寄ったりなものです。 ■洗顔料 洗顔のたびに失われがちなお肌の水分を守って洗う洗顔フォームです。化粧水成分を含んだ泡が汚れをしっかり落としながら、みずみずしく洗い上げます。お肌とおなじ弱酸性。赤ちゃんのお肌にも使えます。 ▼全成分 水、ソルビトール、アルキルリン酸カリウム、ベタイン、エタノール、ラウラミドプロピルベタイン、リン酸、オクトキシグリセリン、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー、酸化チタン、ポリクオタニウム-7、PEG-65M、PG、安息香酸ナトリウム、PEG-6、BHT、香料 評価× 昔から有名な某洗顔料ですが…宣伝文句の「化粧水成分を含んだ泡」とは一体どの成分のことを指すのか良くわかりません。いかにも肌に優しそうで有効成分が入っているかの様な宣伝ですが成分を見てみるとそれらしきものは見当たらず、アレルギーを起こす恐れのある旧指定成分の数が目立ちます。総合的に見て、敏感な赤ちゃんの肌には向きません。※ラウラミドプロピルベタインはヤシ油(ラウリン酸)+ベタイン(保湿剤)の結合物です。 合成界面活性剤は石油の他に植物(ヤシ油等)からも合成する事ができますが、植物性なら全てが安心なのかというと疑問が残ります。 例に挙げた上記商品はスーパーやドラックストアで必ず目にする人気商品ですが、中身からすると原価は数十円単位でしょう。試しに一度、店頭で売られている各々の全成分をチェックしてみてください。合成化学物質だらけで驚かれることと思います。中身を知ると、メーカーがいかに虚偽・誇大広告をしているのかが分かります。 |