苛性ソーダとは?

化学名「水酸化ナトリウム」塩の電気分解によって得られる強アルカリ性物質で、 腐食性が強いため劇薬物に指定されています。 アルカリは油分と反応して鹸化(油が石鹸になる化学反応)する特性があるため、石鹸作りには欠かせません(石鹸製造過程において未反応のアルカリ分や不純物は丁寧に取り除かれ、熟成されます。完成された石鹸に水酸化ナトリウムがそのままの状態で残る事はありません。 石鹸屋さんの努力によって、安心して使用できる石鹸が出来上がります)

(石鹸屋さんの詳しい回答)
苛性ソーダの残留についてお答え致します。水酸化ナトリウムと油脂で石鹸は作られます。水酸化ナトリウムは劇物ですから、そのままの状態で石鹸に残留していると肌荒れなどの問題が生じます。そこで「石鹸屋の仕事」として大切な事に、反応しきっていない未反応の成分(遊離アルカリ)をいかに無くすかが大切な事であり一番の仕事でもあります。その為に数日掛け大きな釜で温度も下げないように攪拌して作っているのです。また「塩析」と言い、 最後には大量の塩水で石鹸を洗い、比重さによって、不純物と石鹸を分離させたりもしています。完全にゼロというのは難しいですが、ほとんど未ケン化(石鹸になりきらない)部分を出さないようにしているんです。また、一度そうして石鹸素地を作ってから、機械練りの場合などは数週間置いてから石鹸の成型をしていますので、石鹸に水酸化ナトリウムの状態で残る事はまずありません。素人の簡単な方法で作る手作り石鹸の場合、残留(未ケン化)の成分が残りやすいので、熟成期間を長くおき刺激を少なくしてからの使用が望ましいです。 ※水酸化ナトリウムの性質により、空気中の二酸化炭素と反応して炭酸ナトリウム(食品にも利用される安全な物質)に変化する